事業内容
ボーリング地質調査
ボーリング調査とは、専用の機材を用いて地盤に孔を掘り、地層の構成を詳細に確認する調査です。この調査によって、地盤の強度や特性、地下水の状態を把握することができます。建築物の支持層確認や地下資源の探査、さらには地盤沈下や地すべりといった災害対策の基礎データ収集に活用されます。また、採取した土質試料を分析することで、土の性質や安定性を詳細に評価することが可能です。
SH型貫入試験
SH型貫入試験は、地盤表層部の軟らかい地層状況を把握するための簡易的な調査法です。
まず質量３ｋｇのハンマー（重り）を５０ｃｍの高さから自由落下させ、ロッド先端に取り付けたコーンを打撃力で貫入させます。
その一打撃毎の貫入量をデータロガーで記録していき、３ｋｇのハンマーでの貫入が困難になったところでさらに２ｋｇの重りを追加し、５ｋｇのハンマーでさらに測定を続けていきます。
このように２段階の重りを利用し、データロガーでの自動記録を行うことで非常に精度よく調査を行うことが可能となっています。
最近では従来の土研式簡易貫入試験に代わり、急傾斜地崩壊対策工事での検討によく利用されています。
スクリューウェイト貫入試験
スウェーデン式サウンディング試験とも呼ばれ、鉄棒の先に抵抗体を取り付け、地中に挿入しながら貫入や回転の抵抗を測定することで地盤の性状を調査する方法です。この試験は、北欧のスウェーデン国有鉄道が導入した手法で、日本では戸建住宅の地盤調査や小規模建築の基礎設計に広く活用されています。試験の結果を分析することで、建物の安定性や地盤の耐荷力を評価し、適切な基礎工法を選定するための重要なデータを提供します。
平板載荷試験
平板載荷試験は、地盤に直径30cmの載荷板を設置し、荷重をかけながらその沈下量を測定する試験です。この試験により、地盤の支持力特性や変形特性を把握することができます。基礎地盤の支持力確認のほか、安定処理土の強度確認、道路や盛土の施工管理など、多岐にわたる場面で利用されます。試験結果は、建物の基礎設計や土工計画の重要な指標となり、安全な施工のための判断材料となります。
井戸工事
井戸工事では、新たに井戸を掘削するほか、老朽化した井戸の修理やメンテナンスも行います。井戸は、飲料水や農業用水、工業用水の供給源として重要な役割を果たします。井戸には、深度30m程度の不圧地下水を利用する浅井戸と、30m以上の深度で被圧地下水を取水する深井戸があります。現在では、安定した水源を確保するために、60m以深の深井戸工事が主流となっています。水質の管理や適切な井戸の設計を行うことで、安全で持続可能な水の利用を支えています。
営業種目
| 地質調査 | 機械ボーリング | 土質ボーリング |
|---|---|---|
| 岩盤ボーリング | ||
| サンプリング | ||
| 孔内計測・孔内試験 | 標準貫入試験 | |
| 孔内水平載荷試験 | ||
| 現場透水試験 | ||
| 揚水試験 | ||
| 地下水位観測 | ||
| 原位置での計測・試験 | スウェーデン式サウンディング試験 | |
| 簡易動的コーン貫入試験 | ||
| SH型貫入試験 | ||
| その他の計測・試験 | 現場密度試験 | |
| 平板載荷試験 | ||
| ＣＢＲ試験 | ||
| 室内試験 | 土質試験 | |
| 岩石試験 | ||
| その他の調査・検討 | 土壌・地下水汚染調査 | |
| 砂地盤の液状化判定 | ||
| 沈下・安定解析 | ||
| 地表地質踏査 | ||
| 工事 | さく井工事 | |
| 防食井戸工事 | ||
営業（業務）内容
